いずみ中山歯科のブログ
部分入れ歯作りの最終段階
おはようございます、予防とメインテナンスに重点を置いている仙台市泉区にあるいずみ中山歯科 事務の古川です。
今朝の仙台市南中山周辺は雲間から快晴です。昨夜からの仙台市の最低気温は-0.5℃でしたが、南中山周辺では車の温度計で-2.0℃とこの時季らしい冷え込みになりました。今日は日中このまま晴れの予報ですが、夕方以降ところによってはにわか雨も予想されています。日中の予想最高気温は8℃で日中は陽射しが多い割には昨日よりも低い予報で、風がやや冷たく感じてしまいそうです。今日は陽射しが気持ち良くても気温はこの時季らしい気温なので外出の際は防寒対策を万全にして、折り畳み傘をお持ちになってお出かけください。外出されない方はできるだけ陽射しを取り込んで室内を温めることで暖房器具の設定温度を少し下げるなどできる範囲で環境に配慮しながら体調に留意してお過ごしください。
先月、23日部分入れ歯の構造、24日良い部分入れ歯、25日部分入れ歯の前処置と初めて部分入れ歯を作る方のために行う処置などをご紹介しました。この先の大切なことをお伝えし忘れてしまっていたので、少し間が空いてしまいましたがご紹介します。それは、前処置も終わり新製した入れ歯を入れたらそれで完成、という訳にはいかないということ。
皆さんも口の中に髪の毛が入ったりすると不快感を覚えたことがあるかと思いますが、口の中は髪の毛1本入っただけでも分かるほど繊細で敏感です。そのような口に入れ歯という塊を入れるのですからちょっとしたことで違和感を覚えてしまいます。
しかも、入れ歯は患者様の歯型を精巧に型取りして作りますが、それは静止した状態の口で作ったものです。ただ、口は食べたり飲んだり話したりと様々な動きをするし、後ろにのけぞった状態と前傾姿勢の状態とでは歯の噛み合う場所も変わってきます。なので、静止した状態ではぴったりと思った入れ歯が、様々な動きをすることでぴったりだったはずなのにとちょっと気持ち悪かったりや場合によってはどこかに当たって痛かったりと違和感などを覚えてくるのが普通なのです。そこで大切なのが調整です。
入れ歯が完成したら先ずは1週間ほどの短期間使ってみていただいて、その間の状態や症状を確認して調整していきます。このような工程を少なくとも2~3回ほど繰り返していただきます。
前述したような調整を終えた後も定期的に歯科に通っていただく必要があります。なぜなら、入れ歯を入れるということは歯を失ったからですが、失った歯の隣の歯は隣の支えが無くなったので失った歯の空間にずれてきます。また、失った歯の噛み合わせの歯は噛み合わせの反発が無いので伸びて来てしまいます。なので、入れ歯は調整を繰り返しながら使い続けていただかないとなりません。ちょっと痛いからと入れ歯を入れずにいると歯が動いて入れ歯が入らなくなるということも少なくありません。なので違和感を覚えたら調整する、この繰り返しが入れ歯を快適に使っていただくコツになります。
また、入れ歯は使っているとクラスプが緩んできたり、義歯床にヒビが入ってきたりといった問題も起きてくるので、それらの問題を早期発見する意味でも定期的なチェックとなるメインテナンスが大切になってきます。
それから、入れ歯は毎日の掃除も大切です。入れ歯にもデンチャープラークという汚れが付着します。汚れが溜まりやすい入れ歯の裏側や留め金も入れ歯用ブラシでしっかりと磨いてください。汚れを落としたら入れ歯洗浄剤での洗浄もお願いします。さらに入れ歯とともに残っている自分の歯の歯みがきもしっかりと行ってください。
入れ歯を快適に使っていただくためには、出来上がった後の調整と定期的なメインテナンス、ご自身による清掃が肝要です。
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