いずみ中山歯科のブログ
歯周病とは
おはようございます、予防とメインテナンスに重点を置いている仙台市泉区にあるいずみ中山歯科 事務の古川です。
今朝の仙台市南中山周辺は雲☁は多めですが晴れです。未明から明け方にかけて雨が降り放射冷却が起こらなかったおかげで昨夜からの最低気温は12.1℃と寒さを感じない朝でした。日中の予想最高気温は23℃まで上がる予報で今広がっている雲☁も次第に消えて今日も陽射しがたっぷり降り注いでくれそうです。明日は今日よりもさらに気温が上がって、11月の仙台では初めての夏日の予報も出ています。朝晩や日ごとの気温差が激しいので上着を羽織ったり、適切にエアコンを使用したりするなどして体調管理にご注意ください。
今月はいい歯の日があるので、歯を失う2大疾患(歯周病とむし歯)のうち歯周病をご紹介します。これまでにも妊婦さんと歯周病や歯周病と様々な疾患の関係など色々な角度からご紹介してきましたが、今日は歯周病そのものをご紹介します。
歯と歯ぐき(歯肉)の間(歯周ポケット)から侵入した細菌が、歯肉に炎症を引き起こした状態を歯肉炎といい、それに加えて歯を支える骨(歯槽骨)を溶かしてグラグラにさせてしまう状態を歯周炎といい、これらを合わせて歯周病といいます。
もう一つのお口の病気、むし歯(齲蝕)は細菌の作り出す酸によって歯が溶かされて、歯に穴があく病気で、歯周病とむし歯は最終的には歯を失ってしまう病気ではありますが、全く別の病気です。
歯周病には、歯周病原菌といわれる細菌が関わっています。歯みがきが十分でないと、歯垢(プラーク)が歯と歯肉の境目に増えていきます。プラークの中には、1mgあたり1億個以上もの細菌が棲みついています。それら細菌の中の歯周病菌が産生する毒素によって、歯肉が腫れたり出血しやすくなったりします。この状態から進行していくと歯肉が炎症によってどんどん腫れて歯周ポケットが深くなります。
深くなった歯肉ポケット(歯肉溝)の中は歯周病の病原菌が好む酸素の少ない状態になるので、歯周病原菌の繁殖はさらに進行します。また、プラークの中の細菌などは唾液に含まれるカルシウムやリン酸と結合して、歯石という硬い物質に変化して歯の表面に付着します。細菌はこの歯石を足がかりにして、さらにポケットの奥へ進行していきます。進行していくと、歯周病原菌の毒素は歯を支える歯槽骨を溶かして歯がグラグラしてきたり、歯肉が下がってきたりして、最終的には歯が抜けてしまったりします。
歯周病の直接の原因は、上述したようにプラークに含まれる細菌です。なので歯周病は歯みがきのしかたが悪いくプラークを落とせない人に起こりやすくなります。また、10月31日付当ブログでご紹介したように喫煙者は非喫煙者と比較して歯周病にかかりやすく治りにくいと言われています。また、糖尿病の方も歯周病が進行しやすいことが知られています。その他にむし歯治療で入れた金属やプラスチック製の被せ物や詰め物と歯の間に段差や隙間があるとプラークが付着しやすくなり、歯周病を悪化させる原因の1つとなっています。
歯周病予防にはご自身による毎日の丁寧な歯みがきと歯科医師、歯科衛生士による定期的な歯科でのクリーニングが必須となります。いずみ中山歯科では予防歯科に重点を置いて歯周病予防、歯周病治療に努めています。歯科での定期的なメインテナンスに関心がある方はお気軽にスタッフまでお声がけください。
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