夏バテにご注意ください！

いずみ中山歯科のブログ

　おはようございます、予防とメインテナンスに重点を置いている仙台市泉区にある🦷いずみ中山歯科🦷　事務の古川です。

　今朝の仙台市南中山周辺は朝から湿度が高く、雨☔が降ったり止んだりしています。今日はこのまま概ね曇りですが、雨☔が急に強めに降ることもありそうです。今朝の最低気温は24.1℃と熱帯夜は免れましたが、湿度が非常に高いので涼しさは感じませんでした。日中の予想最高気温は32℃と昨日と同じくらいの予報ですが、今日の方が湿度が高くジメジメと不快な暑さになりそうです。気温は32℃と猛暑にはなりませんが湿度が高いので、今日も熱中症には厳重な警戒が必要です。こまめな水分補給（喉が渇いていなくても飲むくらいが良いそうです）と適切なエアコン（室温が28℃以下になるように）の使用で熱中症対策を万全にしてお過ごしください。いずみ中山歯科では、待合室内にウォーターサーバーを設置していつでも水分補給をして頂けるよう準備しております。来院されましたら先ずはコップ一杯のお水で喉と体を潤すようにしてください。

　日本の夏は蒸し暑く、夏になると誰もが何となく体の不調を感じた経験はお持ちではないでしょうか。この不調が「夏バテ」で、特定の病気ではないそうです。夏バテとは高温多湿な夏に体を適応させようとして、適応しきれなかった結果「だるくて疲れやすい」、「食欲が出ない」などの症状を引き起こす夏特有の体調不良の総称だそうです。その症状は胃腸の不具合から精神疾患まで様々で、人によって現れ方も千差万別です。

　ヒトは体温が36～37℃の時に最も体の活動が円滑に進むそうですが、夏は気温が上昇して体温も上がるため、汗をかいて体温調節しようとします。しかし、この発汗にはエネルギーが必要で体には負担が掛かります。この様な過度の負担が続くと体が暑さに対応しきれなくなり発熱したり、胃腸の働きが弱まったりするなど夏バテの初期症状として現れます。

　ヒトの体は自律神経の働きで発汗したり血管を広げたりして体温を放出して暑さに対応しようとします。この様な体温を放出している状態で冷房の効いた部屋に入ると体は直ぐに温度の変化に対応できずに、本来放出する必要のない環境でも熱を放出してしまい、今度は逆に体温を上げる方向に自律神経が切り替わります。この様な切替えが一日に何回も起こると自律神経が疲弊してしまい、その結果、めまい、食欲不振、頭痛などが引き起こされる原因になります。

　外の暑さで体温が高くなると血流が悪くなります。また、多量の汗をかくことで体内の塩分濃度が低下し胃酸も減少します。この様な状態で冷たいジュースやビールなどを一気飲みすると胃腸の温度が下がり、消化器官内の消化酵素の働きも低下します。胃腸の働きが低下すると体力が減退し、自律神経の働きも悪くなります。自律神経の失調と胃腸の不調が負の相乗効果となって夏バテが悪化してしまいます。

　また、体内から熱を放出するため汗をかくには水分が必要です。汗をしっかりかいて体内から熱を放出しないと体温が高温に保たれてしまい様々な不調が生じます。夏には1日に2～3リットルもの汗をかくので、これを補う水分補給を行わないと脱水症状になり、頭痛やむくみ、ひどくなると下痢や嘔吐といった症状が見られるようになります。さらに、汗とともにナトリウムやカルシウムなどのミネラルも一緒に失うので、体内のミネラルバランスが崩れて疲労感が生じる一因ともなります。8月4日付当ブログでご紹介したように水分補給だけでは水中毒になってしまうおそれもあります。夏は水分補給と同時に塩分やミネラルの補給も忘れずに行うようにしてください。

　上述のように、様々な要因によって夏バテはもたらされます。次のチェックリストでご自身の夏バテの危険度チェックをしてみてください。