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いずみ中山歯科のブログ

口呼吸は体が乾く


 おはようございます、予防とメインテナンスに重点を置いている仙台市泉区にある🦷いずみ中山歯科🦷 事務の古川です。

 今朝も仙台市南中山周辺は朝から快晴🌞で真夏の太陽🌞が照りつけています。今日もこのまま概ね晴れて強い陽射しが照りつけそうですが、午後になると山沿いを中心に雲が広がってところによりにわか雨⛈の予報も出ていました。今朝の最低気温は26℃ほどで連夜の熱帯夜となりました。朝から真夏の強い陽射しで気温は上昇中で8時には既に30℃を超え、日中の予想最高気温は34℃と昨日とほぼ同じくらいまで上がり猛暑日に迫る予報です。今日も熱中症には厳重な警戒が必要になります。こまめな水分補給(喉が渇いていなくても飲むくらいが良いそうです)と適切なエアコン(室温が28℃以下になるように)の使用で熱中症対策を万全にしてお過ごしください。いずみ中山歯科では、待合室内にウォーターサーバーを設置していつでも水分補給をして頂けるよう準備しております。来院されましたら先ずはコップ一杯のお水で喉と体を潤すようにしてください。

 口呼吸と鼻呼吸とでは吐く息に含まれるの水分が違うということをご存じでしょうか。

呼吸をする時に鼻から入った空気は喉の奥でほぼ湿度100%まで加湿され肺に送られます。口呼吸でも吸った空気は100%近くまで加湿され同様に肺に送られます。

 一方、肺から吐き出された空気が鼻と口それぞれから吐き出される時、その加湿状況は大きく異なっています。肺から吐き出された空気は送られてきた空気と同様ほぼ湿度100%です。この後鼻から吐き出される空気は湿度が低くなってから吐き出されますが、口から吐き出される空気は湿度が高いまま吐き出されます。その違いは真冬に見ることができます。鼻から吐き出す息は基本的に透明で見えませんが、口から吐き出す息は白くなりませんでしょうか。お風呂のお湯から湯気が立つように、口から吐き出す空気は水分が多くそれが急に冷やされるために白く見えます。

 この違いがどうして生じるかというと、鼻の奥の鼻腔と呼ばれる空洞内には上鼻甲介、中鼻甲介、下鼻甲介というひだ状の器官があり、これが表面積を大きくしていることで鼻を通過する空気の熱交換を効率よく行っています。鼻から真冬の冷たい空気を吸っても鼻腔で体温近くまで空気を温めてくれるため肺には冷たい空気が入っていきません。一方、肺から出る空気は広い面積を通過して吐き出されるため体温より低い温度になります。すると、空気の中の水分は鼻毛や線毛といった小さな毛に結露して体内に残ります。しかし、口から吐く息はこのような表面積の大きい鼻腔のような器官を通らずに吐き出されてしまうためより多くの水分が排出されてしまいます。この様なことから口呼吸すると口腔内が乾燥したり、体温を逃がしてしまったりしてしまいます。

 口が乾燥するということは唾液が足りていないということになります。唾液の成分や作用については2022年11月26日付当ブログでご紹介したとおりむし歯予防や抗菌・免疫作用、消化作用など全身に対して大きな効果を与えてくれていますが、これらの作用、効果が発揮されないということになってしまいます。

 マスク生活で口呼吸の癖がついてしまった方も多くいらっしゃるかと思いますが、口呼吸にはメリットはなくデメリットが多いので、できる限り意識して鼻呼吸を取り戻すように意識してみてください。

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