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いずみ中山歯科のブログ

むし歯と歯周病


 おはようございます、予防とメインテナンスに重点を置いている仙台市泉区にある🦷いずみ中山歯科🦷 事務の古川です。

 今朝の仙台市南中山周辺は秋晴れの快晴🌞です。空気はひんやり感じますが、快晴だからでしょうか清々しい朝です。日中の予想最高気温は21℃と昨日より少し上がって陽射しが心地好い1日になりそうです。熱中症の心配はありませんが、いずみ中山歯科では、待合室奥にウォーターサーバー(飲料水)をご用意しております。お湯と水のどちらも出ますので、寒ければお湯を暑ければお水をどちらでもコップ1杯の水分補給をしていただき一息ついていただければと思います。

 今日は歯科疾患の中でも歯を失う2大疾患(昨年7月13日付当ブログ参照)のむし歯と歯周病についてご紹介します。

 むし歯と歯周病、どちらも細菌が原因となります。同じ口腔内にいる細菌ですが、その性質は大きく異なっています。むし歯菌も歯周病菌もどちらも歯の表面にバイオフィルムというネバネバを形成して、その中で他の様々な細菌と生活しています。

 むし歯菌が作るバイオフィルムが成熟すると酸が生じて歯と接している面からむし歯が進行していきます。一方、歯周病菌が作るバイオフィルムが成熟すると周囲の歯ぐきに炎症を起こして歯周病を引き起こします。どちらの菌もバイオフィルムを形成して、それを放置して成熟すると疾患を起こすというのは共通しています。ただ、共通していないのはそれぞれの住みかです。

 むし歯菌は目に見える歯の表面、歯周病菌は目に見えない歯周ポケットの中の歯の表面に住んでいます。この住みかの違いには好きな物が違うという理由があります。

 むし歯菌は好気性菌、歯周病菌は嫌気性菌で、むし歯菌は酸素を好み、歯周病菌は酸素を嫌います。歯ぐきに隠れていない歯の表面には酸素が届きむし歯菌が好む環境があり、歯ぐきに隠れた歯周ポケットの中には酸素が入り込まないので歯周病菌が好む環境があります。

また、むし歯菌は酸性の環境を好み、歯周病菌はアルカリ性の環境を好みます。むし歯菌は自ら酸を作り出すので酸性に強いですが、歯周病菌は酸性では生きられません。歯周ポケットの中は歯ぐきから染み出る体液や歯周病菌による炎症の影響でアルカリ性になっています。

 さらに、むし歯菌の主食は飲食物に含まれる糖質ですが、歯周病菌の主食は血液に含まれるたんぱく質(アミノ酸)や鉄です。

 ご紹介したように虫歯菌と歯周病菌は住む環境、食べ物が異なるので手を組んで悪化することはありませんが、口腔内が不潔だとどちらの菌も増えて、その結果、むし歯にも歯周病にもなりやすくなってしまいます。

 バイオフィルムは薬剤が効かず、歯磨きをしても取り除くことができません。取り除くには歯科衛生士さんによるプロフェッショナルなケア(PMTC:Professional Mechanical Tooth Cleaning:専門家が専用の器具で歯をクリーニングする)で徹底的にクリーニングする必要があります。いずみ中山歯科では、7人の歯科衛生士さんが患者様の口腔内を清潔に保つためのお手伝いをしています。毎日の歯みがきと定期的なクリーニングでむし歯と歯周病という歯を失う2大疾患から歯を守りましょう。

 一昨日の新規感染者は仙台市で321人、宮城県全体では936人で前週の水曜日より118人の増加、昨日は仙台市で482人、宮城県全体では978人で前週の木曜日より285人の増加でした。今週は月曜日が祝日だったため検査数に変動が出たりして単純に前週とは比べられませんが、引き続き基本的な新型コロナ感染防止対策(3蜜回避、手洗い、マスク着用、換気)を万全にして過ごしていきましょう。新型コロナに対応される医療従事者の負担を再び増大させないためにも、自分たちの様々な楽しみを守るためにも、感染の拡大防止を最大限に心掛けていきましょう。

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