いずみ中山歯科のブログ
クッションのずれタイプの顎関節症
おはようございます、予防とメインテナンスに重点を置いている仙台市泉区にある🦷いずみ中山歯科🦷 事務の古川です。
今朝の仙台市南中山周辺は一部青空が透けて見えているところもありますが曇り☁です。西から近づいている台風の影響もあるのか、朝から湿度が高く現在の気温24℃でも清々しさよりジトっとした不快感が少し勝っているような気がします。今日は一日曇りの予報で太陽はあまり出ないようですが日中の予想最高気温は30℃と真夏日の予報で、湿度も高めに推移するようですので熱中症には厳重な警戒が必要です。室温を28℃以下に保てるようにエアコンを適切に使用して、30分から60分に1回の水分補給(できればほんの少し塩分が入っている方が熱中症対策には良いようです。ただし、塩分制限がある方などは医師と相談のうえで行ってください。)を行ってください。いずみ中山歯科では、待合室奥にウォーターサーバー(飲料水)をご用意しております。来院されましたらまずはコップ1杯のお水を飲んで一息ついていただければと思います。
6月29日付の当ブログでご紹介した顎関節症の4つのタイプについて4回に分けてご紹介している3回目はクッションのずれタイプです。
下顎窩と下顎頭の間には「関節円板」という組織があります。関節円板は下顎頭の上に乗るようにあります。口を開閉するのに下顎頭の動きに合わせて動いて、下顎頭と下顎窩が直接ぶつかるのを防ぐ役割をしています。正常な顎関節の場合、口を開けた時、関節円板は常に下顎頭の上部にあります。しかし、このクッションが前方にずれてしまうのがクッションのずれタイプで、専門的には「顎関節円板障害」と呼ばれます。
このクッションのずれタイプは2パターンあります。1つ目はポキポキ音が鳴る「ポキポキパターン」。口を大きく開けると前方にずれていた関節円板が下顎頭の上に戻ろうとします。この時、骨と骨の間の狭い隙間を通り抜けようとして音がします。口を開けた時にカクッとかポキッと音が鳴ります。
もう一つは「引っ掛かりパターン」。口を開けた時に前方にずれていた関節円板が下顎頭の上に戻れず詰まって、顎の動きが止まってしまうのです。口を開けようとしても引っ掛かったように動きません。
どちらのパターンでもずれた関節円板動く時に関節の中で無理がかかると痛みが出やすいです。関節円板がずれていても無理がかからなければ痛みもなく口も開くとのことです。
関節円板のずれが問題なら元の位置に戻せば治るのではと思われるかもしれませんが、たとえ無理に戻したとしても症状が改善しなかったり、さらに悪化したりすることもあります。なので、痛みを落ち着かせ、口が開けられるようにすることがクッションのずれタイプの治療の目的になります。
痛みの原因は関節円板への無理な力です。痛みを和らげるためには飲み薬や注射治療が行われ、患者様の開口ストレッチと合わせて口を開くようにしていきます。なお、ぽきぽきパターンの場合、痛みが無く音が気になるだけなら治療の必要はなく、経過観察となることが多いです。一方、引っ掛かりパターンの場合は、関節内部の変化に伴い、最後にご紹介する「骨の変形タイプ」に移行することがあるので、定期的な検査が必要になります。
関節円板は、下顎頭にくっついているわけではなくその動きに合わせて動いています。なので、下顎頭が変な動きを繰り返したり、顎関節にいびつな力が加わったりすると負担がかかっても頑張って動こうとしますが、やがて耐え切れずにずれてしまうそうです。
いずみ中山歯科では、お口の健全な環境づくりから全身の健康に繋がるように皆様の口腔環境の改善にも努めていますので、お気軽にご相談ください。
昨日の新規感染者は仙台市で59人、宮城県全体では100人で前週の月曜日より17人の増加でした。全国的に増加に転じていましたが、宮城県でもこれで4日連続の増加となってしまいました。なんとか増加が長く続かないよう引き続き基本的な新型コロナ感染防止対策(3蜜回避、手洗い、マスク着用)を万全にして過ごしていきましょう。新型コロナに対応される医療従事者の負担を再び増大させないためにも、自分たちの様々な楽しみを守るためにも、感染の拡大防止を最大限に心掛けていきましょう。
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