知覚過敏の治療

おはようございます、予防とメインテナンスに重点を置いている仙台市泉区にあるいずみ中山歯科　事務の古川です。

今朝も仙台市南中山周辺は雲は見られますが晴れです。昨夜からの仙台市の最低気温は未明に記録した2.9℃と寒いですが平年より3℃ほど高い朝になりました。日中は陽射しもあり今日もこの時季としては気温が上がり予想最高気温は9℃とこちらも平年よりも3℃ほど高く、今日も平年値よりも気温が高く雪が多い地域では雪崩や落雪に注意が必要とのことでした。

今日も平年並以上の暖かさになりますが、それでも寒さは感じ暖房器具が必要になりそうです。暖房で暖かい部屋にいると知らず知らずのうちに体から水分を失っていることがあります。これからの時季もこまめな水分補給を日常から心掛けて、来院された際は待合室奥にあるウォーターサーバーからまず1杯の水で水分補給をするようにしてみてください。気温も下がり始めてきて、体感気温には個人差がありますが、冷水では冷たい、寒いとお感じの方は火傷に注意しながらお湯を少し入れるなどしてご利用ください。

知覚過敏は歯がしみるだけと軽く考えている方も少なからずいらっしゃるかもしれませんが、一昨日の当ブログでご紹介したとおり歯がしみるには理由があります。歯周病による歯ぐきの低下や歯ぎしり、噛みしめ等によりエナメル質の摩耗やくさび状欠損などで象牙質が露出することが主な原因になります。むし歯とは違う経緯での象牙質の露出ではありますが、知覚過敏の症状も象牙質が露出することにより起きる症状なので軽視せずに早めに歯科受診するようにしてください。

ただ、実際には歯がしみるという症状で直ぐに「知覚過敏です」と診断できるものではありません。歯がしみる原因は知覚過敏以外にもむし歯や歯周病、歯のヒビ割れ等でも起こるので、これらの可能性も考慮する必要があります。

問診や診査ではっきりとしたトラブルは見つからないのに象牙質が露出しているのが明らかな場合は、まずは生活習慣の改善に取り組んでもらいます。酸性の強い飲食物の摂取を控えたり、過度の力での歯みがき改善に加え知覚過敏を抑制する成分を含んだ歯みがき粉を使ってもらったりすることもあります。

歯みがきを続けても症状が改善しない場合、刺激に対する歯髄（神経）の反応を抑える薬剤を象牙質が露出している箇所に塗布します。それでも症状が改善しない場合はコーティング剤を塗布して露出した象牙細管を覆うこともあります。

知覚過敏の治療は段階的に治療の効果を確認しながら進めるためどうしても時間を要してしまいます。

 

 

 

 

 

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