いずみ中山歯科のブログ
歯周病からのインプラント
おはようございます、予防とメインテナンスに重点を置いている仙台市泉区にあるいずみ中山歯科 事務の古川です。
今朝の仙台市南中山周辺は雲は多いものの晴れです。昨夜からの仙台市の最低気温は8時前に記録した3.7℃と今朝も平年より5℃ほど高い朝になりました。朝の気温は高く昼過ぎまでは陽射しが降り注ぐ時間も長そうですが寒気の流れ込みで日中は気温が上がらず予想最高気温は6℃と平年並みとのことでした。ただ、午後になると次第に雲が広がり、所によっては雨や雪が降りそうです。お帰りが夕方以降になられる方は傘をお持ちになると良さそうです。
今日は陽射しがあっても気温は上がらず日中も暖房器具が必要かと思います。暖房器具を使用していると知らず知らずのうちに体から水分を失っていることがあります。これは睡眠時間も同様ですので起床時の水分補給も必要になります。これからの時季もこまめな水分補給を日常から心掛けて、来院された際は待合室奥にあるウォーターサーバーでまずコップ1杯の水分補給をするようにしてみてください。気温も低くなり、体感気温には個人差がありますが、冷水では冷たい、寒いとお感じの方は火傷に注意しながらお湯を少し入れるなどしてご利用ください。
今日は歯周病とインプラントについて知っておいていただきたいことをご紹介します。
歯を失ってしまったらブリッジ、義歯(入れ歯)、インプラントで失った歯を補う治療を行います。ブリッジや入れ歯はその隣の健全な歯を削る必要が出てきてしまいます。一方、インプラントは他の歯を削ることなく入れることもでき、見た目も自歯とあまり変わらないので高額な治療費はかかってしまいますが選ばれる方も少なくありません。
ただ、ブリッジや義歯は歯を失ってから基本的にはすぐに治療を開始して、早期に歯を補うことが可能ですが、インプラントの場合、口腔内の状況により歯を補うまでに長時間かかることがあります。
上表のようにインプラント治療はその工程として、それぞれの処置の段階を追って進めていくためそもそも治療期間がとても長い治療です。しかも、糖尿病や骨粗しょう症の方はインプラント治療を受けられなかったり、入れた後の予後が悪っかったりすることがあります。問診やお薬手帳でしっかりとかかりつけ歯科医師と相談して、納得されたうえで治療を受けることが推奨されています。
また、歯周病で歯が抜けてしまった方も直ぐに治療を始めるわけにはいきません。歯周病は歯槽骨という歯を支える骨が溶けて減っていく病気です。一方、インプラント治療はインプラント体をその歯槽骨に固定して歯の代用とする治療です。家を建てる時に柱を立てる前に基礎を安定させるのと同様、インプラント体を埋めるにはしっかりとした歯槽骨が必要になります。
歯周病の治療で最も重要なのはプラークを付着させないこと。そのためには、患者さん自身の歯みがき(セルフケア)で日常からしっかりと汚れを落とせるように習慣化できなくてはなりません。
皆さん歯みがきは小さな頃からやっているかと思いますが、やっているのと汚れをしっかり落とせているのとはまた別次元の話です。インプラントを希望される方には、しっかりと汚れを落とす歯みがきを身に付けていただかなければならないため、人によっては複数回の歯みがき指導を行わせていただきます。
なぜこのような歯みがき指導が必要かと言うと、インプラントは人工の歯なのでむし歯にはなりませんが、インプラント周囲炎という歯周炎と同じような病気になるからです。なので、高額なインプラントを入れた後に、インプラントを長持ちさせるためには上手な歯みがきを継続と定期的なメインテナンスをしていく必要があるからです。
インプラント周囲炎になると付着したプラークの作用でインプラントが埋まっている顎の骨に炎症が起きてしまいます。そうすると時間と費用をかけたインプラントが抜けるという最悪の事態になってしまいます。
歯周炎になったことがない方でもインプラント周囲炎になるリスクはありますが、歯周炎になったことがある方ほどインプラント周囲炎になるリスクは高くなります。なので、まずは歯周病の改善と上手な歯みがきの継続および歯科でのプロフェッショナルケアがとても重要になります。
インプラントにすればむし歯にならないのでもう安心という安易な考えを持っていると時間と費用を無駄にすることになってしまうので、必ずかかりつけの歯科医師からインプラントのメリットとともにデメリットも聞いて、納得した上で治療を進めるようにしてください。
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