いずみ中山歯科のブログ
新製品の院内勉強会
おはようございます、予防とメインテナンスに重点を置いている仙台市泉区にあるいずみ中山歯科 事務の古川です。
今朝の仙台市南中山周辺は雨上がりで雲はありますが晴れです。昨夜からの仙台市の最低気温は早朝に記録した8.9℃と昨日の最高気温より16℃も下がり寒く感じますが、それでも平年より4℃高い朝になりました。今日は雲が多くても概ね晴れですが、気温はあまり上がらず予想最高気温は11℃でこちらは平年より2℃ほど低い予想になっています。昨日との温度差がとても大きいので、体調には十分に注意してお過ごしください。また、明朝は平年より2℃ほど低い予想最低気温3℃の予想です。本格的に暖房が必要な季節になりました。暖房を継続的に使用していると知らず知らずのうちに体から水分が失われています。冬場も常日頃からこまめな水分補給を心掛けるようにしておきましょう。なお、来院された際は待合室奥にあるウォーターサーバーからまず1杯の水で水分補給をするようにしてみてください。気温も寒くなり、冷水では冷たい、寒いとお感じの方は火傷に注意しながらお湯を少し入れるなどしてご利用ください。
先週の火曜日の診療後、全スタッフが参加して、新しく発売された歯みがき粉(歯磨剤)の製品説明の勉強会をオンラインで行って頂きました。
今回の勉強会ではサンスターさんの新製品について勉強させていただきました。これまでの歯磨剤はむし歯の予防、エナメル質の再石灰化の促進、歯周病菌を除去することを目的とした製品が多く販売されていましたが、今回の新製品は、これらの役割を保ったまま、歯周病菌の増殖の手助けとなる別の菌Fusobacterium nucleatum(F.n.菌)に着目した歯周病予防に効果を発揮するという製品でした。
歯周病は、これまでにもたびたびご紹介してきたとおり歯周病菌という細菌による感染症です。歯周病菌が増殖することで歯ぐきが炎症を起こし、徐々に歯ぐき組織を分解して歯ぐきが下がっていきます。さらに悪化すると歯槽骨と呼ばれる歯を支える骨まで溶けて、やがて歯を支えられなくなり歯が抜けることになってしまいます。
歯周病は、世界で最も感染者数の多い感染症で、歯を失う原因の第1位にもなっています。歯周病は痛みをほとんど感じることなく進行し、やがて歯が抜けてしまいますが、歯周病で命を落とすということがないのであまり問題視されない方もいらっしゃるかもしれません。ただ、歯周病菌は、歯ぐきの出血から血管内に入り込み、血流によって全身に広がり糖尿病の悪化や認知症の進行などとの関係も明らかになっています。
歯周病はただ歯ぐきからの出血などと軽く考えず、全身の健康のためにも歯周病にならせない、悪化させないということをしっかりと考えるようにしてみてください。
なお、歯周病は細菌による感染症です。歯周病菌を保有しているご家族などと箸などを共有したりすることで細菌がうつることもあり得ます。まずはお口の状況を把握するためにもご家族で歯科を受診してみてはいかがでしょうか。
いずみ中山歯科では予防歯科に重点を置いて、歯周病にならせない、悪化させないための定期歯科検診(メインテナンス)を行っていますので、しばらく歯科受診していないなという方はお気軽にお電話ください。
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