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いずみ中山歯科のブログ

骨粗しょう症の薬を服用中の方

おはようございます、予防とメインテナンスに重点を置いている仙台市泉区にあるいずみ中山歯科 事務の古川です。

今朝の仙台市南中山周辺は曇りです。昨夜からの仙台市の最低気温は早朝に記録した11.3℃と昨日よりは暖かいもののひんやりとした朝になりました。今日は雲が多くあまり陽射しは出なくても少し気温は上がり予想最高気温は22℃と過ごしやすい陽気になりそうです。ただ朝晩や昨日との温度差が大きくなるので体調管理にお気を付けください。ぼちぼち暖房器具が必要になる季節になってきて、暖房器具の使用による乾燥も起こります。熱中症対策としてだけではなく、こまめな水分補給は一年を通して習慣化するように心掛けてお過ごしください。いずみ中山歯科では待合室奥にウォーターサーバーをご用意していますので、来院された際はまず1杯の水で水分補給をするようにしてください。体感気温には個人差がありますが、朝晩は寒いと感じる季節になり、水では寒い冷たいとお感じの方は火傷に注意しつつお湯を入れるなど適温にしてご利用ください。

骨粗しょう症とは、骨吸収が進んで骨量が減っていく病気です。骨は骨代謝と言って破骨細胞による骨吸収と骨芽細胞による骨形成が繰り返されることで、絶えず新しく生まれ変わっています。

通常は骨吸収と骨形成のバランスは釣り合いが取れて骨量が一定に保たれていますが、骨吸収が優勢な状態が続くと骨量が減って骨の内部がスカスカになっていきます。こうなると骨折しやすくなってしまいます。一般的に、ホルモンバランスの変化する閉経後の女性に多い病気です。

骨粗しょう症は骨代謝のバランスが崩れて破骨細胞による骨吸収が優勢な状態なので、骨吸収を抑制して骨量が減るのを防がなくてはなりません。そのため、骨粗しょう症の治療薬は骨吸収を抑制する薬なので「骨吸収抑制薬」と呼ばれ数種類がありますが「ビスフォスフォネート(BP)製剤」がよく知られています。

骨粗しょう症の薬は全身の骨に影響するので、当然顎の骨にも影響があります。骨粗しょう症の薬を服用中の方は骨代謝を人為的に変える薬の影響により、抜歯やインプラントなどの大きな治療を受けた後に「顎の骨の壊死(顎骨壊死)」がまれに起こることがあります。専門委員会の報告ではその頻度は0.1%(1,000人に1人程度)と多くはありませんが、一度発症すると治りにくい厄介な病気です。

顎骨壊死が発症してしまうと、壊死した顎の骨に溜まった膿が顎を破って外に出てきます。万が一の顎骨壊死のリスクを避けるためにも骨粗しょう症の治療薬を服用されている方は必ずお知らせください。なお、骨粗しょう症治療薬の影響は数カ月残ります。数週間前に止めたという方でもお知らせください。

骨粗しょう症治療薬を服用している方、服用していた方は歯科治療を受けることができるか医科の先生と相談の上決めていきます。骨粗しょう症の病状やお薬を服用されている期間などで治療を受けられるかどうか変わってきますのでご了承ください。

 

 

 

 

 

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