乳歯の外傷

おはようございます、予防とメインテナンスに重点を置いている仙台市泉区にあるいずみ中山歯科　事務の古川です。

今朝の仙台市南中山周辺は雨です。昨夜からの仙台市の最低気温は早朝に記録した15.7℃と今朝も肌寒い朝になりました。雨は午前中が中心で、午後は曇り、その後晴れ間も見えてくるようです。晴れても夕方以降で日中は陽射しが無いのであまり気温は上がらず予想最高気温は18℃と日中もひんやりとした空気に包まれそうです。熱中症の心配はいりませんが、こまめな水分補給は習慣化しておくことが肝要ですが、水だと冷たいと感じられる方はぬるま湯やお湯での水分補給を行いましょう。いずみ中山歯科のウォーターサーバーではお湯も出ますので、これからの時季は水と混ぜて温かい水分補給をして頂ければと思います。ただ、熱湯が出るので火傷には十分にご注意ください。

今日は「乳歯の外傷」についてご紹介します。小さなお子様がいるご家庭では子供が転んで歯をぶつける事はよくあることではないでしょうか。出血したり、欠けたり、歯がグラグラしたり症状は様々です。乳歯の状態も心配ですが、その下に控える永久歯への影響も気になるところなのでまずは歯科受診するようにしてください。

歯をぶつけて出血している時は軽く傷口をゆすぎ、清潔なガーゼ、ハンカチやティッシュなどで圧迫止血をして、冷やしてあげてください。

歯が欠けて断面にピンク色の組織（神経）が見えていたら痛みを伴うので歯の神経の治療が必要になります。また、歯が小さく欠けている場合には、そのまま経過を見るか詰め物で欠けた部分を補う治療をうかします。欠けた部分も状況を把握する要素になりますので歯科受診の際に持参してください。

グラグラしている時はその動揺の程度によりますが、乳歯の場合、生え変わりが近い場合には抜いてしったりそのまま生え変わりまで経過を観察したりすることが多くあります。生え変わりまでまだ数年ある場合にはグラつきを固定して神経へのダメージがあるかないか経過を観察します。

歯が抜けてしまった時は一刻も早く歯科受診してください。抜けた歯は戻せる可能性もあります。歯を戻す可能性を高めるためには乾燥を防ぐ事が重要です。身近な物では牛乳に浸したり、サランラップで包んだりして受診の際に持参してください。一応、専用の保存液も販売されていますが、手近な物で代用して歯科受診を急ぐようにしてください。

外傷を負った歯は短期的には大きな変化が見られなかったとしても数ヶ月後に黒っぽく変色することがあります。これは、ぶつけた時の衝撃によって歯の神経が中で死んでしまい、歯の根の周りに炎症が広がっている状況です。その乳歯が永久歯に生え変わると永久歯の質が弱かったり、変色したりと影響が出ることもあります。

このように乳歯の歯の外傷は、止血したり、欠けた部分を治したりとその時点での処置をして終わりというわけではなく、一定の期間経過観察をして影響が出ていないか確認していくことが必要になります。歯科医師の指示に従って経過観察を継続していくようにしてください。

また、永久歯が外傷を負った場合も同様に歯科受診するようにしてください。永久歯の下に永久歯はありませんが、時間の経過とともにダメージが顕在化してくることもあります。やはり歯科医師の指示に従って経過観察を続けるようにしてください。

 

#いずみ中山歯科

#予防歯科

#仙台市泉区

#南中山

#メインテナンス

#歯科定期検診

#歯科衛生士

#ブログ

#乳歯の外傷

#打撲

#破折

#陥入

#脱落