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いずみ中山歯科のブログ

歯周病と誤嚥性肺炎

おはようございます、予防とメインテナンスに重点を置いている仙台市泉区にあるいずみ中山歯科 事務の古川です。

今日は10月1日、早いもので今年度も後半に突入です。今日は衣替えで秋冬の装いに変わる時期ですが、近年の高温化傾向で衣替えにはまだ少し早いような気もします。今朝の仙台市南中山周辺は快晴で、昨夜からの仙台市の最低気温は早朝に記録した15.5℃とひんやり感じる朝になりましたが、これでようやくほぼ平年並みの気温です。午前中は陽の射す時間が長くありそうですが、午後になると雲が広がり夜には雨も予想されています。それでも予想最高気温は25℃の夏日になりそうです。湿度が高く、動くと汗ばむくらいの陽気になりますので熱中症には注意が必要です。こまめな水分補給や適切なエアコンの使用を心掛けて体調に留意してお過ごしください。いずみ中山歯科では待合室奥にウォーターサーバーをご用意していますので、来院された際はまず1杯の水で水分補給をするようにしてください。

歯周病についてはこれまでにも何度もご紹介しているとおり歯を失う原因の第1位でもある病気ですが、痛みを伴わないので多くの方があまり問題視しないまま進行していることが多い怖い病気です。症状の悪化とともに歯ぐきが赤く腫れ出血を伴うこともあり、歯根膜に炎症が広がり、最終的には歯を支える歯槽骨が溶けて歯が抜けてしまいます。

そんな歯周病による悪影響は、口の中だけにとどまらず、出血部位から歯周病菌が血管内に入り込むことで脳梗塞や心筋梗塞、糖尿病、認知症などの全身疾患のリスクを高めてしまう原因にもなっています。さらに「誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)」とも強い関連があります。

誤嚥とは、唾液や食べ物などが誤って気管に入り込んでしまう現象で、嚥下機能(えんげきのう)が衰えた高齢の方によく見られます。期間に入った異物が肺に進むことで肺炎を発症するのが誤嚥性肺炎です。

一方、歯周病は、細菌感染症の一種です。Pg菌(ポルフィロモナス・ジンジバリス)に代表される歯周病菌が歯ぐきに感染して炎症などを引き起こします。歯周病が重症化すると歯と歯ぐきの間にある歯周ポケットが深くなり、さらに歯周病菌が住みやすい環境となってさらに歯周病菌が増えるという悪循環に陥ります。

繁殖した歯周病菌の一部は唾液や食べ物に付着して、誤嚥されることで気管から肺へと運ばれてしまいます。

厚生労働省によると、日本人の死因の第5位が「肺炎」、第6位が「誤嚥性肺炎」とされています。肺炎だけでなく「誤嚥性肺炎」も日本人の死因の上位に入る怖い病気です。

誤嚥性肺炎を予防するには、まず口腔内を清潔に保つことが重要です。歯周病にかかっている方は、できるだけ早く歯周病治療を受け、かつそれを継続するようにしてください。歯のクリーニングやスケーリングなどで、歯周病菌の温床となる歯垢や歯石を除去することから始めます。

また、治療だけでなく歯科衛生士による歯みがき指導により適切な歯みがきが行えるようになっていただくため、歯並びや残存歯数など患者さんのお口に合った歯の磨き方などをお伝えしています。定期的に歯科検診を受けることでお口の中を清潔に保て、誤嚥性肺炎のリスクを下げることに繋がります。

 

 

 

 

 

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