いずみ中山歯科のブログ
プラークの内側の初期むし歯
おはようございます、予防とメインテナンスに重点を置いている仙台市泉区にあるいずみ中山歯科 事務の古川です。
今朝の仙台市南中山周辺は雲間に青空も見えますが曇りです。昨夜からの仙台市の最低気温は早朝に記録した21.1℃と清々しい朝になりました。今日は時折陽の射す時間もありそうですが概ね曇りで、それでも予想最高気温は27℃と動くと汗ばむ陽気になりそうです。、湿度が高く、動くと汗ばむくらいの気温になりますので熱中症には注意が必要です。こまめな水分補給や適切なエアコンの使用を心掛けて体調に留意してお過ごしください。いずみ中山歯科では待合室奥にウォーターサーバーをご用意していますので、来院された際はまず1杯の水で水分補給をするようにしてください。
歯医者でプラークを取り除いてもらったら歯がまだら模様になっていたというご経験はありますでしょうか。個人差はありますが、歯は本来真っ白ではなく、肌色とも違いますがやや黄色がかった色をしています。ただ、プラークを取り除いてもらったら真っ白に見える部分があることがあります。
むし歯は歯が溶けて穴が開く病気ですが、実は歯の表面から穴が開くのではなく、最初に溶けるのは歯のエナメル質の内側で、それが進行してしまうと歯の表面が脆くなって崩れて穴ができてしまいます。
初期の虫歯はエナメル質の内側が溶けている状態です。真っ白く見える部分は歯の内部が無くなり光の屈折率が変わって起こる症状です。この状態であればまだ治療することで完全に元の状態には戻らなくても、穴の開いた虫歯になる事は避けることが可能です。
初期むし歯を治すには歯の再石灰化を促す治療が必要になります。歯は歯の成分が溶け出す「脱灰」と、溶けた成分が唾液の力で戻っていく「再石灰化」が繰り返されています。初期むし歯になるということは脱灰の方が再石灰化よりも頻繁に起こっている状態です。逆に再石灰化が頻繁に起これば初期むし歯になっても歯の内部が再生していきます。
再石灰化を頻繁にするために大切なのは、①歯みがきの改善、②食生活の改善、③歯みがき剤や洗口液でのフッ素(フッ化物)の利用、④定期的な歯科受診、です。
脱灰はプラークが付着しているところから起き、砂糖が頻繁に口に入るほど脱灰の頻度が増します。フッ素は歯の成分を戻す唾液の働きを促して、再石灰化のスピードを加速させつつ、歯の結晶を強固にします。プラークを落とせているか、再石灰化が上回っているか、むし歯が進行していないかを歯科で①、②、③の効果がしっかり上がっているかを定期的に確認してもらうことも大切になります。
いずみ中山歯科では予防歯科に重点を置いていて、歯科医師と歯科衛生士が連携して歯みがき指導、食事指導、フッ素塗布を行っています。可能であれば初期むし歯ができる前から歯みがき指導や食事指導を受けることをお勧めしますので、できる限り早いうちから歯科受診されることをお勧めしています。
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