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いずみ中山歯科のブログ

詰め物・被せ物が取れたらすぐに歯科受診を!

おはようございます、予防とメインテナンスに重点を置いている仙台市泉区にあるいずみ中山歯科 事務の古川です。

今朝の仙台市南中山周辺は雲は見られるものの晴れです。昨夜からの仙台市の最低気温は早朝に記録した21.2℃と湿度はやや高いものの気持ちの良い朝になりました。今日は晴れている時間が長く気温もぐんぐん上がって予想最高気温は28℃まで上がる予報です。ただ、朝から雷注意報が発令されているようにやや大気の状態が不安定で所によりにわか雨もありそうなので、天気の急変にご注意ください。陽射しは強く気温も上がり、湿度も高いので熱中症には注意が必要です。こまめな水分補給や適切なエアコンの使用を心掛けて体調に留意してお過ごしください。いずみ中山歯科では待合室奥にウォーターサーバーをご用意していますので、来院された際はまず1杯の水で水分補給をするようにしてください。

過去に治療した補綴物(ほてつぶつ:本日のブログ内では詰め物や被せ物のこと)が取れたらすぐに歯科受診をするようにしてください。取れた後、痛みなどを感じず、反対側で嚙めるからと歯科受診をしないでいると、反対側にも補綴物がある場合、これらも取れてしまうおそれがあります。

補綴物は基本的に歯科用のセメントで接着します。このセメントは十分な強度はありますが、長期間使っていると劣化して壊れてしまうこともあります。補綴物にかかる力を1日に何千回と受け止め、これを毎日毎日、何年も使用するので劣化を避けることはできません。

片側の補綴物が取れて反対側ばかりで噛むようになると噛み合わせは変化してきます。つまり、補綴物への力のかかり方が変わってきます。その結果、反対側にかかる噛む力が増してセメントの劣化がより進んで補綴物が取れてしまいます。

物を噛む時、歯は単純に上下方向に動くだけでなく横にもズレてすり潰す動きも加わるので、噛み合わせの変化は左右方向にかかる力も変わります。このことも補綴物が外れやすくなる理由です。補綴物が外れても反対側で噛めるから我慢しようではなく、直ぐに歯科受診をするようにしましょう。単純に考えると両方外れてから治すことになると時間も費用も2倍かかることになってしまいます。

片側噛みのほかに補綴物が外れてしまう原因に補綴物と歯のつなぎ目から自分の歯に新たにできるむし歯(二次むし歯)があります。歯科医師はつなぎ目に段差ができないよう細心の注意を払って治療を行いますが、ミクロ単位で段差をなくすことは現在の技術では不可能なことです。

つなぎ目にプラークが溜まると中にむし歯が拡がってセメントが劣化するだけでなく、補綴物の土台である自歯も当然ダメになってしまいます。補綴物のある歯は健全な歯以上にしっかりとケアをする必要があります。

治療が終わったから歯科受診を終えるのではなく、定期的な歯科検診(メインテナンス)で歯みがき指導を受けるなどして大切な歯をしっかりと守っていきましょう。

 

 

 

 

 

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