いずみ中山歯科のブログ
訪問歯科診療の条件
おはようございます、予防とメインテナンスに重点を置いている仙台市泉区にあるいずみ中山歯科 事務の古川です。
今朝の仙台市南中山周辺は陽も射していますが曇りです。昨夜からの仙台市の最低気温は早朝に記録した24.3℃でしたが、早朝4時になってようやく25℃を下回るという熱帯夜に近い夜となり、朝もやや蒸し暑さを感じました。午前中は次第に雲も晴れて昼過ぎには33℃と真夏日の予報ですが、午後になると大気の状態が不安定になりところにより急な雷雨も予想されています。今日は陽射しが強く気温も上がり、かつ湿度も高いので熱中症には厳重な警戒が必要です。こまめな水分補給や適切なエアコンの使用を心掛けて体調に留意してお過ごしください。いずみ中山歯科では待合室奥にウォーターサーバーをご用意していますので、来院された際はまず1杯の水で水分補給をするようにしてください。
昨日も含めて当ブログで何度かご紹介している訪問歯科診療ですが、訪問歯科診療は歯医者へ通うのが難しい状況にある人のために、歯科医師や歯科衛生士が患者さんの居住する場所(自宅・施設等)を訪れて歯の治療や口腔ケアを行う制度のことをいいます。
よく混同されるのが「往診」ですが、往診は急なお口のトラブルに対し、応急処置を行うものです。一方、訪問歯科診療は、そのようなその場限りの処置が目的ではなく、継続的な歯科治療が必要な人に対し、歯科医院で行うのと同等の治療を行うことで、生活の質(QOL)の向上、全身の健康状態の改善といったことを目指すことを目的として行うものです。
なお、訪問歯科診療を受けるには以下のような条件を充たしている方が受診可能となります。
①訪問歯科診療を受けられる方
訪問歯科診療を受けられるのは、基本的には次のような方で、条件に当てはまる方であれば、年齢制限はありません。
1)病気やケガなどにより身体が不自由で、お一人で通院できない方
2)要介護状態の方
3)寝たきりの方
4)認知症・精神的な疾患により、ご自身で状況判断することが難しい方
なお、内科や整形外科など他の医療機関に通院されている場合には、通院困難とは認められず対象とはなりません。
また、診療を受けられる場所は、患者さんが居住する場所、つまりご自宅や老人ホームなどの施設が対象となりますが、デイケア、デイサービスの場合は寝泊まりする場所ではないので対象となりません。
個々のケースにおいて対象となるかどうかの最終判断は、歯科医師が適正に判断しますので、ご自身、もしくはご家族の方が対象になるかどうか知りたい場合には、訪問歯科診療を行っている歯科医院に直接お問い合わせしてみてください。
②訪問歯科診療の範囲
さらに、訪問歯科診療を受けられる範囲があり、保険で訪問歯科診療を行えるエリアは、訪問歯科診療を行う保険医療機関から半径16km以内と決められています。患者さんの要望で16kmを超えた場合には、保険診療とはならず自費治療となります。なお、保険医療機関と訪問先が16kmを超えた場合または海路で訪問診療を行った場合、16km以内に歯科医院が無いなど特殊の事情があったときは、厚生労働大臣が定めるところによって保険診療になることもあります。
半径16kmと一言でいうと簡単ですが、いずみ中山歯科から半径16kmは、東は塩釜駅付近、南は名取駅付近、西は作並温泉の少し手前(ニッカウヰスキー仙台工場は16km圏内)、北は大和町吉岡付近まで含まれるなどかなり広範囲となります。
いずみ中山歯科では、これまでメインテナンスに通われていた患者さんで通院が困難になられてしまった方々を対象に訪問歯科診療を実施しています。
また、仙台市歯科医師会でも、一般の歯科医院への通院が難しい方を対象とした訪問歯科診療を実施しています。詳細については仙台市歯科医師会のホームページ(https://s-da.or.jp/sfp/zsh)をご覧になるか、お電話(022-261-7345)でお問い合わせください。
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