いずみ中山歯科のブログ
隠れむし歯にご用心
おはようございます、予防とメインテナンスに重点を置いている仙台市泉区にあるいずみ中山歯科 事務の古川です。
今朝の仙台市南中山周辺は小雨が降ったり急に薄日が射したりする曇り空です。昨夜からの仙台市の最低気温は早朝に記録した25.1℃と熱帯夜となりました。今日も熱帯夜と歯なりましたが蒸し暑さよりは涼しさも感じられる朝になりました。日中は雨が降ったり止んだりで、時折雨脚が強まることもありそうです。予想最高気温は30℃と今日も残暑厳しい真夏日になりそうです。湿度も非常に高い状態が続くため今日も熱中症には厳重な警戒が必要です。こまめな水分補給や適切なエアコンの使用を心掛けて体調に留意してお過ごしください。いずみ中山歯科では待合室奥にウォーターサーバーをご用意していますので、来院された際はまず1杯の水で水分補給をするようにしてください。
汗をかくスポーツに欠かせない水分補給ですが、水分補給と同じくらい重要なのがエネルギー補給です。運動中の糖質摂取ガイドラインでは、運動時間が1~2.5時間の持久系スポーツでは1時間あたり30~60gの糖質を摂ることが効果的とされていて、これはポカリスエット1リットル分の糖質になります。
歯科としては歯のリスクを考慮すると水分補給は水やお茶を勧めたいところですが、運動中のエネルギー補給が無いと血糖値が低下し疲労が増すだけでなく、頭がボーっとしてケガに繋がるおそれが出てしまいます。
この糖による歯のリスクを特に受けやすいのが中高生の奥歯です。中学生にもなると放課後の部活動での運動量はかなり増えてきます。部活中はスポーツドリンク、帰宅途中はコンビニでお菓子やアイスなどの糖質を体がほっしてきます。
奥歯は概ね13歳頃に生え揃い、その後唾液の影響を受けて段々と硬度をましていきます。しかし、生え揃った頃の奥歯はまだ軟らかく、むし歯菌の出す酸の影響を受けやすくむし歯になりやすい状態です。
このような時期は学校の歯科検診では見つかりにくい「隠れむし歯」ができていることが多くあります。学校にはエアーと言って唾液を乾かす機材や明るい照明もなく、小さく隠れがちなむし歯を発見しにくいのが実情です。
「糖の補給は必須」、「歯は軟らかくむし歯になりやすい」状態ではむし歯から歯を守ることが非常に重要になります。毎日の丁寧な歯みがきとともに次のことに注意していただきたいと思います。
1つ目がフッ化物(フッ素)配合歯みがきの使用です。できれば最大濃度の1,450ppmの歯みがき粉で歯を磨いてください。磨いた後は、フッ素を定着させるためにできるだけ少ない水で軽くうがいをする程度にしましょう。
2つ目は休憩中にガムを噛むことです。ガムを噛むことで運動中に不足しがちな唾液がたくさん分泌されます。唾液による自浄作用と再石灰化作用により、むし歯を防ぐ効果が高まります。
3つ目は食事のだらだら食べはせずに、3度の食事をしっかり摂ることです。食事の間隔をしっかりと空けることでむし歯菌にエサをやる時間をできるだけ減らすことができるのでむし歯予防の効果が高まります。
4つ目は歯科医院に定期的に通院すること。隠れむし歯に気づかずにむし歯が進行してしまうと神経を取る治療が必要になり、歯の耐久性が低下してしまいます。奥歯でしっかり噛むことで力を振り絞ることができるので、自分の歯を守るためにも定期的に歯科を受診するようにしてください。
これら4つのことを行うことでむし歯のリスクを低減することができます。
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