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いずみ中山歯科のブログ

歯を傷める過剰な力2

おはようございます、予防とメインテナンスに重点を置いている仙台市泉区にあるいずみ中山歯科 事務の古川です。

今朝の仙台市南中山周辺は雲は見られますが晴れです。昨夜からの仙台市の最低気温は早朝に記録した23.6℃と平年よりは1.6℃高いものの、比較的涼しく感じる朝になりました。朝のうちは雲も見られますが、次第に少なくなって、今日も予想最高気温30℃の真夏日になりそうです。日中も湿度がやや高い状態が続くため今日も熱中症には厳重な警戒が必要です。こまめな水分補給や適切なエアコンの使用を心掛けて体調に留意してお過ごしください。いずみ中山歯科では待合室奥にウォーターサーバーをご用意していますので、来院された際はまず1杯の水で水分補給をするようにしてください。

一昨日は歯ぎしりとTCH(Tooth Contacting Habit)は歯を傷める過剰な力であることをご紹介しました。

中でも、歯ぎしりが引き起こす最も深刻な被害が「歯根破折」です。歯根破折とは、噛む力に耐え切れなくなった歯根が縦に裂けるように割れてしまうことで、歯の疲労骨折のようなものです。ただし、歯は骨と違いくっついて治るということはありません。

口腔内は細菌だらけで、割れて汚染された歯を炎症が起きないように再利用することは困難で、多くの場合抜歯となってしまいます。

歯根破折を起こすリスクが最も高いのが神経を抜く治療を行った歯です。歯に栄養を送っていた神経を失っていることで、脆くなった歯は神経のある歯より折れやすくなってしまいます。

神経を取り除いた後には歯の強度を保つために芯棒や詰め物で補強しますが、金属製の芯棒を用いた治療の場合、歯ぎしりの激しい力が掛かると芯棒がクサビのように動いて歯が割れやすくなってしまいます。



また、歯周病の炎症により減った歯を支える歯槽骨に強い力が加わると、骨の破壊がさらに進み、歯周病の悪化が進んでしまいます。

歯根破折も歯周病の悪化も、どちらも歯を失う大きな原因です。無意識のうちに行っている歯ぎしりなどの力は歯の寿命に大きく影響を及ぼします。次回は過剰な力の被害を軽減させる方法をご紹介します。

 

 

 

 

 

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