いずみ中山歯科のブログ
加齢による歯ぐきの衰え
おはようございます、予防とメインテナンスに重点を置いている仙台市泉区にあるいずみ中山歯科 事務の古川です。
今朝の仙台市南中山周辺は曇りです。昨夜からの仙台市の最低気温は未明に記録した28.4℃、さらにその1時間後には31.7℃を記録するなど3夜連続の熱帯夜となりました。その後6時頃一度30℃を下回ったものの、7時には30℃を超えています。曇りで陽射しがないので、予想最高気温は33℃で3日ぶりに猛暑日にはならない予報ですが、今日は昨日までより湿度が高いので熱中症への危険度はあまり変わらず厳重な警戒が必要です。こまめな水分補給や適切なエアコンの使用を心掛けて体調に留意してお過ごしください。いずみ中山歯科では待合室奥にウォーターサーバーをご用意していますので、来院された際はまず1杯の水で水分補給をするようにしてください。
一昨日は歯ぐきの役割を、昨日は健康な歯ぐきと歯肉炎、歯周炎の違いをご紹介しました。その歯周炎(歯周病)は40代くらいから増加するといわれています。これも歯ぐきの血管と関係があります。
皆さんも動脈硬化はご存じかと思いますが、全身疾患で血管壁に色々な物が溜まって血管壁が厚くなり血管内の流路が細くなってしまう病気です。硬く細くなった血管では血液がスムーズに流れず血がドロドロと流れるようになりますが、加齢により動脈硬化と似たような変化が歯ぐきの血管内にも起こると考えられています。
血流が悪くなることで歯ぐきに酸素や栄養、免疫細胞が十分に運ばれず、自然に治る力や感染への抵抗力が弱くなってしまいます。
また、歯ぐきの細胞自体にも老化が起こり、老化した細胞は若い細胞に比べ、歯周病菌が持つ毒素の刺激を受けた時に、歯ぐきや顎の骨を破壊する炎症性物質を産生しやすくなります。歯ぐきを再生する細胞の活性も低下することから、治療後の組織の再生も起こりにくく、治癒に時間が掛かるようになります。
特に全身の免疫を担当するリンパ球の1つであるT細胞は、加齢の影響を最も受けやすい免疫細胞で、加齢とともに血液に供給されるT細胞の数が減少し、増殖する能力も低下します。全身の免疫力が低下すると、当然歯ぐきの免疫力も低下し、歯周病菌から歯ぐきの組織を守る力が弱まっていきます。このような変化も年齢の増加とともに歯周病の割合が高まる理由でもあります。
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