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いずみ中山歯科のブログ

乳歯の抜歯後

おはようございます、予防とメインテナンスに重点を置いている仙台市泉区にあるいずみ中山歯科 事務の古川です。

今朝の仙台市南中山周辺は曇り☁です。というよりも黄砂の飛来で黄色味がかっています。昨夜からの仙台市の最低気温は早朝に記録した14.3℃とややひんやり感じましたが、それでも平年より5℃ほど高い朝になりました。日中は雲は多いものの時間帯によっては陽射しもありそうで予想最高気温は20℃と過ごしやすい1日になりそうです。ただ日中は過ごしやすいものの朝晩はややひんやりと感じられるかもしれないので外出される方は、上着が1枚あると安心できそうです。外出されない方は陽射しが出れば取り入れて部屋を暖めて、暑さ寒さの感じ方により適切に空調を使うなどして体調に留意してお過ごしください。

乳歯でもきちんと歯ブラシをしないとむし歯になってしまいます。乳歯なので本来は自然に抜けて、その後永久歯が生えてきます。しかし、むし歯が進行していて自然に生え始める前に乳歯を抜かなければならなくなると乳歯の役割を補う治療が必要になる事があります。

乳歯の役割は主によく噛むため、発音の獲得、永久歯の誘導、永久歯を育てる、永久歯の生えるスペースの確保、舌の悪い癖の予防などが挙げられます。

よく噛むためとは、食物を細分化して栄養の消化吸収効率が向上し、小児期の全身の発育に繋がります。また、唾液の分泌を促進してむし歯予防とも関係しています。さらに、よく噛むことは表情筋を鍛えて表情を豊かにしたり顎の骨の成長と顔貌の発育や脳の活性化を促したりします。

発音の獲得とは、幼児期は正しい発音が獲得される時期です。特に「サ行」の音は歯音ともいい、乳歯の前歯が早期に抜けたり、重度のむし歯が放置されたりすると正しい構音機能を獲得できず大人になって発音に苦労することもあります。

永久歯を導くとは、乳歯の根が溶けることが永久歯の生え替わりの最初のステップです。しかし、重度のむし歯になった乳歯は根が溶けないので永久歯が正しい位置に生えるのを邪魔することがあります。

永久歯を育てるとは、乳歯でしっかりと食べ物を噛むことにより、骨の中で育っている永久歯に適度な刺激が伝わり、生え替わりがスムースになります。歯の根に膿がたまるほどの重度のむし歯が放置されると、歯の根の先に育っている永久歯に変色や歯質の弱体化などの後遺症が出ることがあります。

永久歯の生えるスペースの確保とは、永久歯が育つ前に乳歯を失った場合、この役目が果たせません。周りの歯が傾斜したり移動したりすることで歯並びが悪くなってしまうことがあります。

舌の悪い癖尾の予防とは、複数の前歯を早期に失うとその隙間が気になって舌を前方に出す癖が付きやすくなってしまいます。永久歯が生えた後も癖が残ると舌が前歯を押し出して歯並びを悪くしてしまいます。

乳歯は生え変わって永久歯が生えてくるからと考えてしまうと前述したような乳歯の役割が果たせないまま歯並びなどに影響が出てきてしまうので、むし歯になってしまったら早急に治療を受けるようにしてください。

早期に失った乳歯の場所や本数によってはその隙間や機能を確保する治療が必要となる場合があります。そのための装置が「保隙装置」、「小児義歯」です。

保隙装置は失った歯の隣の歯に装着する金具で、周囲の歯の傾倒や移動を防ぎ、永久歯が生えてくるスペースを確保する物です。

小児義歯は永久歯のスペースの確保のほか、噛む機能を補う効果もあります。歯が補われることで発音の獲得や舌の悪い癖の予防にも繋がります。固定式の小児義歯はお子さん自身の歯とあまり変わらない付け心地です。

これらの装置は必ずしも必要となるわけではありませんが、必要に応じて歯科医師が判断して使用を推奨する場合があります。

 

 

 

 

 

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