いずみ中山歯科のブログ
国立公園指定記念日
おはようございます、予防とメインテナンスに重点を置いている仙台市泉区にあるいずみ中山歯科 事務の古川です。
今朝の仙台市南中山周辺は雲は見られるものの晴れです。昨夜からの仙台市の最低気温は未明に記録した6.9℃でした。日中はこのまま晴れの予報で予想最高気温は13℃と昨日よりはやや下がるものの平年よりは3℃程高い予報です。ただ、北寄りの風がやや強く吹くので、気温ほど暖かさは感じられないかもしれません。外出される方は風よけのできる服装でお出かけされると良さそうです。外出されない方は陽射しをたくさん取り込み、併せて適切な暖房器具の使用で快適な室温を保つようにして体を冷やさないようにしてお過ごしください。
今日は歯科から離れて私の前職時代に携わることもあった国立公園についてご紹介したいと思います。
1934年(昭和9年)3月16日、当時の内務省が瀬戸内海、雲仙、霧島の3ヵ所を国立公園に指定し、日本で初めての「国立公園(national park)」が誕生しました。
これよりも前の1931年(昭和6年)に施行された「国立公園法」(現在の自然公園法の前身)に基づいて、1932年(昭和7年)10月8日に大雪山、阿寒、十和田、日光、富士、日本アルプス、吉野熊野、瀬戸内海、伯耆大山、阿蘇、雲仙、霧島の12カ所が国定公園に選定されたことで、10月8日は「国立公園制定記念日」となっています。また、「自然公園法」は1957年(昭和32年)7月21日に制定されたため、7月21日は「自然公園の日」とされています。
国立公園は日本の風景を代表する自然の景勝地であり、自然公園法に基づき、その保護と利用促進を図る目的で環境大臣が指定した自然公園です。国定公園が都道府県に管理を委託しているのに対し、国立公園は国(環境省)が直接管理しています。ちなみに、日本の国立公園の面積の約60%は国有地が占めています。
また、国立公園、国定公園のほかに都道府県立自然公園があります。こちらは、自然公園法およびそれに基づく都道府県の条例の規定に基づき、その都道府県を代表する優れた風景地について知事が指定する自然公園の一種です。環境大臣が指定する国立公園、国定公園とともに、自然環境の保護と快適で適正な利用を目的として設定されています。
過去、第二次世界大戦前には台湾と朝鮮にも国立公園指定の動きがあり、1937年(昭和12年)12月27日には台湾の大屯山・新高阿里山・次高タロコの3ヵ所が日本の国立公園に設定されていたそうです。
2017年(平成29年)3月7日までに計37ヵ所の国立公園が指定されてきましたが、前記の台湾の3ヵ所の国立公園は日本の統治権放棄により消滅しているため、現在の国立公園は34ヵ所となっています。
私たちが住む宮城県には、蔵王、栗駒、船形などに代表される山々、松島、南三陸の海岸など変化に富んだ美しい自然に恵まれていて、以下のような自然公園があります。
国立公園は三陸復興国立公園、国定公園は蔵王国定公園、栗駒国定公園の2カ所、県立自然公園は県立自然公園松島、県立自然公園旭山、蔵王高原県立自然公園、県立自然公園二口峡谷、県立自然公園気仙沼、県立自然公園船形連峰、硯上山万石浦県立自然公園、阿武隈渓谷県立自然公園の8カ所が指定されています。
なお、三陸復興国立公園は、陸中海岸国立公園として指定されましたが、2011年(平成23年)に発生した東日本大震災による津波で指定区域が大きな被害を受けたことを受け、震災からの復興および被害の伝承を目的として、2013年(平成25年)5月24日に、青森県の種差海岸階上岳県立公園及び八戸市鮫町の2地区を編入して現在の名称に改められました。
まもなく春を迎え新緑の季節もやってきます。自然環境に配慮しつつ、是非足を運んでみてはいかがでしょうか。なお、近年は熊被害も多く報道されていますので、森林などに近づく際は熊鈴などの安全対策も忘れずに行うようにしましょう。
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