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いずみ中山歯科のブログ

エナメル質形成不全を招かないために

おはようございます、予防とメインテナンスに重点を置いている仙台市泉区にあるいずみ中山歯科 事務の古川です。

今朝の仙台市南中山周辺は薄雲が見られるものの晴れです。昨夜からの仙台市の最低気温は-2.4℃、南中山周辺では車の温度計で-3.5℃と冷え込みが強まりました。朝は冷え込みましたが、今日はこのまま概ね晴れの予報で、日中は昨日よりも気温が上がり予想最高気温は7℃とのことです。今日は陽射しがあるので、その分だけ気持ちよく過ごせるかもしれませんが寒いことに変わりはありませんので、外出の際は防寒対策を万全にしてお出かけください。外出されない方は陽射しをたっぷり取り込んで室内を温めることで暖房器具の設定温度を少し下げるなどできる範囲で環境に配慮しながら体調に留意してお過ごしください。

一昨日、昨日に引き続きエナメル質形成不全についてご紹介します。

エナメル質形成不全の子供が増加傾向にあり、その要因がビタミンDの不足にあるのではないかということをご紹介しました。今日はビタミンDが不足する原因をご紹介します。

ビタミンDの不足の原因の一つに食生活の変化があるそうです。ビタミンDは魚やキノコに多く含まれていますが、食の多様化により魚より肉を好まれる方が増えるなど魚を食べる方が減っていることも原因の一つではないかと考えられているそうです。

ただし、ビタミンDは食べ物以外からも得る方法があります。それは皮膚が紫外線を受けることで体内でビタミンDが合成されるというものです。ただ、近年は美白ブームなどで顔だけでなく手や足にも日焼け止めを塗る方が増えているなど、紫外線対策を行っているのも要因の一つではないかと考えられているそうです。

過度な日焼け対策は女性の骨粗しょう症が増えているとのデータもあるようですが、骨は代謝するので生活習慣を改善することで骨質を回復することもできるようです。

一方、歯は代謝しないのでこれから生活習慣を改善してもエナメル質の回復は起こりません。なのでエナメル質形成不全で歯がもろい場合には詰めたり被せ物をしたりする対処療法以外できません。ただし、エナメル質形成不全症という診断を受けても悲観することはありません。適切に予防していけば大丈夫です。毎日の適切な歯磨きと歯科医院での定期的な高濃度フッ素塗布で十分に予防可能です。

最後になりますが、不足するビタミンDを補うためには、成人では1日に必要とするビタミンDの量の目安は5.5μgだそうですが、さらに妊婦さんだと7.0μg、授乳中だと8.0μgとより多く摂取する必要があるそうです。日光浴や食事でどれくらいビタミンDができるかの目安を次表に示していますが、北国の冬場は日光浴では時間が足りずに難しそうです。そこは冬の味覚の一つサケに特に多く含まれているようなのでサケを食べて補ってみるなどしてみてください。



 

 

 

 

 

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