いずみ中山歯科のブログ
歯科からの認知症予防4
おはようございます、予防とメインテナンスに重点を置いている仙台市泉区にあるいずみ中山歯科 事務の古川です。
今朝の仙台市南中山周辺は雨☔です。日中もこのまま雨で昼前には少し雨脚が強まるようで、夕方以降ようやく雨が上がる予報となっていました。昨夜からの最低気温は10.3℃と10℃を下回らずに寒さを感じない朝になりました。日中の予想最高気温は15℃と昨日とあまり変わらない予報ですが、今日は陽射しが無いのでやや肌寒く感じそうです。今日は朝晩や前日との実際の気温差は小さいですが体感気温は大きく違いますので、快適に過ごせる室温を保つように適切にエアコンを使用しながら換気も心掛けるようにしてお過ごしください。
今週は「歯科から始める認知症予防」をテーマにご紹介しています。今日は月曜日から水曜日までの内容を簡単にまとめてみたいと思います。
- 様々な歯周病原菌の中でも最も影響力の強いと言われるポルフィロモナス・ジンジバリ菌(以下Pg菌)が活発に活動して歯ぐきに炎症を起こしここから血管内に侵入します。
- 侵入したPg菌に免疫細胞が過剰反応してカテプシンβを多量に放出。カテプシンβがアミロイドの元となるタンパク質を切断して副産物としてアミロイドβ増加します。
- Pg菌と歯ぐきで作られたアミロイドβが血流に乗って移動、全身を巡りながら脳血管にも到達します。
- Pg菌とアミロイドβが血液脳関門の血管壁の細胞に付着し、ここでも免疫細胞との抗戦によるカテプシンβが産出。
- カテプシンβの作用でアミロイドβを脳内に取り込む受容体が増加しアミロイドβが脳内に入り込んで蓄積します。
この様な機構で歯周病菌がアルツハイマー型認知症の発症にも関与していることが明らかになってきました。
歯周病は歯を失う原因の1位で、世界で最も感染者数の多い感染症としてギネスブックにも登録された病気です。しかも歯を失うだけでなく、アルツハイマー型認知症の原因にもなっていることが明らかになっています。
歯周病の始まりは歯みがきで落とせなかった汚れが歯や歯ぐきに付着して、これらを栄養源として増加することにあります。なので、いかにして歯や歯ぐきに汚れを付着させないことが最大の予防になります。
いずみ中山歯科では、個人個人の歯並びなどに適した歯みがきや汚れが残りやすい箇所(歯みがきの苦手箇所)の歯みがき方法などを歯みがき指導でお知らせして歯みがき技術の向上に努めています。アルツハイマー型認知症予防のためにも毎日の丁寧な歯みがきよ定期的な歯科受診を心掛けていくようにしましょう。
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