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いずみ中山歯科のブログ

妊婦さんと歯周病


 おはようございます、予防とメインテナンスに重点を置いている仙台市泉区にある🦷いずみ中山歯科🦷 事務の古川です。

 今朝の仙台市南中山周辺は朝の早い時間帯は陽射し🌤がありましたが、北から雲が流れて来ました。今朝の最低気温は12.8℃で冷たい風も吹いていてひんやりと感じる朝でした。今のところ未明に記録した17.0℃が最高気温ですが、日中の予想最高気温も17℃で今日はあまり気温が上がらず、あまり陽射しも期待できないので少し肌寒い1日になりそうです。今日は昨日より最高気温が5℃ほど低い予報ですので、上着を羽織ったり、適切にエアコンを使用したりするなどして体を冷やさないようにご注意ください。

 妊婦さんと口腔内疾患についてはこれまでにも何度かご紹介していますが、赤ちゃんへの感染リスクもありとても大切なことなので定期的にご紹介したいと思います。

 妊娠すると、ホルモンバランスの変化で歯肉炎(初期の歯周病)になりやすいということをご存知でしょうか?妊娠性歯肉炎という妊婦さん特有の病気があるほど、歯周病は妊娠とのつながりが強い病気です。

 歯ぐきの炎症だからと放っておくと全身にさまざまな影響を与えるおそれがあり妊娠中も、毎日のオーラルケアをしっかりと行って歯周病を予防することがとても大切です。

 妊娠中は、ホルモンバランスの変化だけでなく、つわりによる吐き気で食生活が不規則になったり、歯磨きが不十分になったりして、結果的に歯肉炎のリスクが高くなります。

 また、歯肉炎のほかに、妊娠中は妊娠性エプーリスと呼ばれる良性の腫瘍が歯ぐきにできやすいため注意しましょう。妊娠性エプーリスは歯肉炎と違い、放っておいても出産後に自然になくなっていることが多いのですが、悪化すると歯肉や歯槽骨の切除が必要になることもあります。

 さらに、妊娠中に歯周病になって影響を及ぼすのは母体だけではありません。早産や低体重児出産のように胎児や出産に悪影響を与える可能性があります。

 通常、出産が近くなると、プロスタグランジンという物質が子宮で分泌されることによって分娩が始まりあす。しかし、歯周病により炎症が広がると、それを抑えようとしてプロスタグランジンが作られ、分娩時と同じように子宮の収縮が促されて早産が引き起こされてしまいます。また、お母さんが歯周病である場合、通常の出産よりも低体重児の割合が多いという調査結果があることから、お腹の赤ちゃんが正常な発育のためにも、歯周病にならないように対策を行う必要があります。

 歯周病を予防するためにはプラークコントロールが重要です。妊娠中は思うように歯を磨くことができない方も少なからずいらっしゃいますが、そのような時は次のような対策がおすすめです。

 つわりがひどくて歯磨きができない場合は、体調がよい時に重点的に歯を磨くようにしましょう。また、歯ブラシを口に入れると気分が悪くなるという方は、子供用の小さな歯ブラシを使うことで軽減されることもあるほか、歯磨き粉を付けずに歯を磨くのもお奨めです。

 口腔内が乾燥していると、歯周病の原因となる細菌が繁殖しやすくなるため、こまめに水分を摂ってお口の中を潤しましょう。ただし、糖分を含むジュースや炭酸飲料、牛乳などの乳飲料は、細菌のエサとなってプラーク(歯垢)の増加に繋がるのでお奨めできません。

 ガムを噛むことで、唾液腺が刺激されて唾液の分泌が促されます。その際も、糖分が入っておらずキシリトールの含有率が高い歯科用のガムを選ぶことをお奨めします。ガムを噛んでも気分が悪くなるという方は、顎の下などにある唾液腺を軽くマッサージして唾液の分泌を促がすこともお奨めです。

 妊娠中はその時々の体調により十分な歯磨きが行えないことも多々あります。仙台市が実施する妊婦歯科健康診査を活用して定期的に歯科を受診し、歯垢や歯石を除去してもらうことでプロフェッショナルな歯周病予防がお奨めです。受診の際は、必ず母子手帳を持参し、受付で妊娠中だということをお伝えください。

 妊娠第16~28週(5~7ヶ月)の妊娠中期になると安定期に入り通常の歯科治療が受けられるようになります。妊娠初期に歯周病などの気になる症状がある場合は、母体の負担にならないような応急処置をしてもらい、安定期に入ってから治療を始めるのもお奨めします。

 出産後に歯周病が再発してしまった場合、赤ちゃんへの歯周病菌の母子感染リスクが高まるため妊娠中だけでなく、出産後もしっかり歯周病ケアを行う必要があります。特に、育児に追われて歯磨きどころではなくなったり、体調不良などによって十分に歯磨きができなかったりと生活環境の変化で歯周病にかかりやすくなるため、妊娠中と同じかそれ以上にオーラルケアが大切になります。

 また、出産前に発症した歯周病が出産後も改善しないという場合は、赤ちゃんに歯周病菌をうつさないために、「スプーンや食器を共用しない」、「噛み砕いた物を食べさせない」などの感染予防の対策をとりましょう。

 いずみ中山歯科ではお口の健康対策として治療だけでなく歯科検診や洗浄、歯ブラシ指導なども行っています。また、いずみ中山歯科は仙台市の妊婦歯科健康診査登録医療機関として登録していますので、妊娠した後に歯ブラシができていないなと感じている妊婦さんがいらっしゃればお気軽にご相談ください。

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