いずみ中山歯科のブログ
歯周病に効果を発揮する成分配合の歯磨き粉
おはようございます、予防とメインテナンスに重点を置いている仙台市泉区にある🦷いずみ中山歯科🦷 事務の古川です。
今朝の仙台市南中山周辺は薄雲は見られるものの秋晴れ🌤です。今日はこのまま穏やかに晴れ🌞て、日中の予想最高気温24℃心地よい1日になりそうです。ただし、今日も紫外線は強いので外で過ごす時間の長い方は紫外線対策も行うようにしましょう。昨夜からの最低気温は11.2℃で昨日と同じでひんやりと感じる朝の空気でした。朝晩と日中との気温差が大きくなっています。上着を羽織ったり、適切にエアコンを使用したりするなどして体を冷やさないようにご注意ください。
歯ぐきの出血や腫れが気になっているという方は結構多くいらっしゃるのではないでしょうか?それはもしかしたら歯周病かもしれません。
歯周病はむし歯とともに口腔内の2大疾患で、歯を失う最大の原因、ギネスブックにも登録された最も感染者数の多い感染症としても有名です。日本人の成人の約8割の方が少なからず歯周病にかかっているとも言われるくらい広くまん延しています。しかも、自分では気づかないうちに進行していることも多くとても厄介な病気です。
歯周病とは歯周病菌による感染症ですが、歯周病菌が活発になると体が抵抗して歯ぐきで炎症が起こります。歯周病が進行すると出血したり、白血球が多く集まって歯ぐきが腫れたりします。その後、白血球と歯周病菌の死骸が膿として出て来て、この状態が続くと口臭の原因にもなります。
歯周病菌と白血球の攻防の結果、歯を支える骨(歯槽骨)が溶けて歯と歯ぐきの間の溝が深くなって歯周ポケットができてしまいます。さらに歯を支える歯槽骨が減ると歯がぐらついたり抜けてしまったりしてしまいます。
この歯周病の予防には毎日の歯みがきが大切です。この毎日の歯みがき時に用いる歯磨き粉を、歯周病予防を目的とした成分配合の歯磨き粉を使うようにしましょう。
歯周病菌は歯の根付近にバイオフィルムを形成してその内部に密集して住んでいますが、このバイオフィルムは歯ブラシではなかなか落とせません。このバイオフィルムに浸透して歯周病菌を退治してくれる薬用成分がIPMP(イソプロピルメチルフェノール)。
歯周病が悪化するとバイオフィルムから歯周病菌が出て来て歯周ポケット内で増え始め、歯ぐきの内部にも侵入します。バイオフィルムから出た歯周病菌にCPC(塩化セチルピリジニウム)が効果を発揮します。
歯周病の方は毎日行う歯みがきでこのIPMPとCPC両方が配合された歯磨き粉を選ぶようにしましょう。
一方、歯ぐきからの出血や腫れなど歯ぐきの内部で起こる炎症には抗炎症剤配合の歯磨き粉を使うようにしましょう。G2K(グリチルリチン酸ジカリウム)配合の歯周病予防に効果を発揮する抗炎症剤です。TXA(トラネキサム酸)は出血しやすくなった歯ぐきの炎症を抑える効果が高い薬用成分です。また、歯ぐきの組織を修復する作用も注目されていて、体内でビタミンに変化する成分として、ビタミンEになる酢酸トコフェロールやビタミンB5になるパンテノールなどが配合されています。
歯周病は歯肉炎と呼ばれる初期の物から歯槽骨が失われて歯が抜けそうになるものまでさまざまな進行状態があります。体の状態によって腫れたり治まったり症状が繰り返すのも特徴的です。
いずみ中山歯科で取り扱っている歯磨き粉の中で歯周病予防に効果的な製品は次の2種類です。
CarePolisは殺菌剤IPMPと組織修復を助ける酢酸トコフェロールが配合されています。天然由来の成分配合で歯ぐきのケアを行ってくれます。
ルシェロ歯みがきペーストはIMPMとCPC配合でバイオフィルム内外の歯周病菌に効果を発揮するほか、G2Kで炎症を抑え、フッ素も900ppm配合され歯の再石灰化を促進してむし歯予防にも効果を発揮してくれます。
いずみ中山歯科では予防歯科に重点を置いて歯周病に効果的な歯磨き方法など歯磨き指導にも重点を置いていますので、歯ブラシ選び、歯磨き粉選びに悩んだらお気軽にスタッフまでお声がけください。
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