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いずみ中山歯科のブログ

歯科受診を推奨する理由 その1


 おはようございます、予防とメインテナンスに重点を置いている仙台市泉区にある🦷いずみ中山歯科🦷 事務の古川です。

 今朝の仙台市南中山周辺は雨☔です。今朝の最低気温は17℃ほどでしたが、雨で陽射しがないせいか少しひんやりとした空気でした。日中の予想最高気温は22℃と陽射しは期待できないものの寒さも感じない気温まで上がってくれるようです。今降っている雨も昼頃には止んでくれるようです。今週は本州付近に前線が停滞し、南にある台風2号などから湿った空気が流れ込んで曇りや雨の天気が続くようです。総雨量が増えると斜面などは崩れやすくなったり、川では増水したりするので、天気の変化に注意しながらお過ごしください。

 さて、今日は歯科受診を推奨する理由をご紹介します。ただ、推奨する理由はいくつかあるので、今後数回にわたってご紹介していきたいと思います。

 現在の日本は高齢社会を迎えています。2020年には100歳を超える人口が8万人に達したそうで、今後も増加が続いていくことが予想されています

 しかし、寿命が延びたからといって健康に長生きできている人が増えているわけではないそうです。糖尿病の方は予備軍も含めて約200万人、60歳以上の2人に1人は認知症になるとの推計や肺炎や誤嚥性肺炎などの感染症も多く発症しています。

 健康に長生きするためのカギの1つがお口の健康です。特に残っている歯の本数が寝たきりになるリスクや寿命に影響しているという研究もあるそうです。

 お口の健康が全身の健康にかかわるケースは多々ありますが、今回は糖尿病、認知症、感染症、寝たきりになるリスクとの関連、予防指導の大切さをご紹介していきます。

 まず今日は糖尿病です。糖尿病と歯周病の関係はこれまでにも何度もご紹介していますが、非常に知っていただきたいことなので今回も含めて今後もご紹介します。

 糖尿病は、初期は特に自覚症状が無いのが特徴ですが、怖いのは悪化した時の合併症です。高血糖の状態が長く続くと血管が弾力を失ってぼろぼろに傷んでしまいます。血管の99%を占める毛細血管で特に影響が顕著で、血流が悪くなり酸素や栄養の供給が悪くなります。内臓や網膜には毛細血管が張り巡らされていて、神経に栄養を運ぶのも血管です。なので、糖尿病で血管がいたんでいるとやがて臓器不全や失明、神経障害などの合併症に至ってしまうリスクがあります。

 そんな糖尿病を悪化させる1つの原因が糖尿病です。その悪い関係をご紹介します。

 膵臓からは血糖値を下げるインスリンというホルモンが分泌されます。このインスリンの働きが弱まり、血液中のブドウ糖を体内に取り込めなくなると高血糖になります。

 インスリンが働かなくなるのは、インスリンの分泌量が減る、インスリンの効きが悪くなる、の2通りあります。ちなみに日本人の糖尿病患者の9割以上は2型糖尿病といわれインスリンの効きが悪くなるタイプだそうです。

 インスリンの効きが悪くなるのは体の中で起こる「炎症」です。歯周病は歯ぐきに炎症を起こしています。歯ぐきの腫れや出血、痛みは炎症によるものです。歯周組織で免疫細胞と細菌が戦い、その結果生じた炎症物質が血流に乗って体内に拡散してインスリンの働きを悪くしてしまいます。これが歯周病が糖尿病を悪化させる負の関係の仕組みです。逆に、歯周病の症状が改善すれば(炎症が治まれば)口からの炎症物質の供給が無くなるので糖尿病にも良い影響を与えます。

 糖尿病の症状改善に歯周病の症状の改善が影響してきます。これが、歯科受診を推奨する1つ目の理由です。歯周病も糖尿病も自覚症状があまりないまま進行してから気づくことが多い病気です。なので、できるだけ早くから歯科受診をしておくことを推奨しています。

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