いずみ中山歯科のブログ
歯周病治療の後遺症
おはようございます、予防とメインテナンスに重点を置いている仙台市泉区にある🦷いずみ中山歯科🦷 事務の古川です。
今朝の仙台市南中山周辺は今にも雨が降り出しそうなどんよりとした空模様☁☔です。今朝の最低気温は8℃ほどで数値的には寒さを感じそうな気温ですが体感気温は寒さを感じない朝です。日中の予想最高気温は16℃と昨日よりは少し上がる予報で、次第に雲も晴れて太陽🌤が出てくると陽射しの温もりを感じられそうです。今日は少し気温が上がりますが、明日は予想最高気温10℃と寒い1日になりそうで、日ごとの気温差も大きいので快適に過ごせる室温を保つように適切にエアコンを使用しながら換気も心掛けるようにしてお過ごしください。
最近、歯が長くなったかなと感じていられる方いらっしゃいませんでしょうか?それは歯が長くなったのではなく、歯ぐきが下がって歯の根元の方が見え始めた状態です。
歯ぐきが下がる原因は歯周病の進行による「歯槽骨の破壊」です。歯は顎の骨に埋まるように生えていて、その歯を囲む顎の骨に覆いかぶさるように歯ぐきがあります。
しかし、歯周病が進行すると顎の骨が少しずつ溶けて沈んでいきます。歯槽骨が沈むことで、歯槽骨にかぶさっている歯ぐきも一緒に下がってしまいます。また、歯周病で起こる歯ぐきの炎症も歯ぐきが下がる一因です。炎症が続き歯ぐきの組織が壊されると付着力が低下して顎の骨や歯からはがれやすくなります。
歯ぐきの炎症は歯周病菌が体内に侵入するのを防ごうとする反応で、病原菌を撃退するために白血球などが毛細血管を通じて歯ぐきに集まります。集まった白血球から細菌を殺す炎症性物質が盛んに産生され、この炎症を放置すると痛みや腫れはさらに悪化し膿なども出て歯周病がさらに進行してしまいます。
なので、歯周病治療では歯周病菌の塊であるプラークや歯石を除去します。この処置とご自身の治癒力により歯周病菌の活動が弱まると歯ぐきの腫れは引いてきます。しかし、骨にかぶさっている歯ぐきは顎の骨の低下とともに下がるので、歯周病が進行して顎の骨が溶けて減ってしまうと治療前と比べて歯ぐきが下がって見えます。場合によっては歯の根が見える位置まで下がって歯と歯の隙間が目立つようになることもあります。
歯槽骨が下がってしまったので歯ぐきが下がってしまうことは必然で、歯周病治療後に歯ぐきが下がってしまうのは歯周病治療の後遺症としてどうしても起こってしまいます。歯ぐきは下がってしまったら戻ることはありませんが、腫れたまま放置して歯周病がさらに進行して顎の骨がさらに溶けてしまうと歯は土台を失って受けてしまいます。
歯ぐきが下がってしまうことは残念なことですが、歯周病は歯を失う最大の原因で、歯を失う前に歯周病の進行を抑えられたのは非常に良いことです。これ以上歯周病が進行しないように、定期健診、メインテナンスを強く推奨します。歯ぐきからの出血や腫れが見られる方、歯が長くなった?と感じられるような方はできるだけ早く歯科受診するようにしてください。いずみ中山歯科では予防歯科に重点を置いて歯周病治療にも歯科医師、歯科衛生士が連携して取り組んでいます。歯ぐきや歯の事で少しでも不安を感じたらお気軽にお電話ください。
昨日の新規感染者は仙台市で1,006人、宮城県全体では1,691人で前週の月曜日より221人の増加となり30日連続での増加となりました。新型コロナだけでなくインフルエンザや感染性胃腸炎の感染も確認されてきました。寒くても何とか換気、3蜜回避、手洗い、マスク着用を心掛け基本的な感染症防止対策を徹底していきましょう。新型コロナに対応される医療従事者の負担を再び増大させないためにも、自分たちの様々な楽しみを守るためにも、感染の拡大防止を最大限に心掛けていきましょう。
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