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いずみ中山歯科のブログ

糖尿病連携手帳をご存じでしょうか?


 おはようございます、予防とメインテナンスに重点を置いている仙台市泉区にある🦷いずみ中山歯科🦷 事務の古川です。

 今朝の仙台市南中山周辺は霧雨が降ったり止んだりの朝です。今朝の最低気温は14℃ほどで昨日までよりは少し高いですがまだこの時季としてはひんやりとしています。日中の予想最高気温は20℃くらいまで上がる予報ですが、太陽🌞は顔を出せそうもないので少しひんやりと感じるかもしれません。また、今日は朝から雷⚡注意報が発令されています。日中は突然の雷雨⛈があるかもしれませんので、天気の急変にはご注意ください。

 昨日は糖尿病についてその病気の症状などについてご紹介しました。とても怖い病気なので少しおさらいすると、インスリンというホルモンの働きが低下して、血液中にブドウ糖が多く残っている状態が慢性的になることが糖尿病だということでした。糖尿病はそれ自体あまり自覚症状を伴わない病気なので診断を受けてもあまり気にされない方も多いそうです。ただし糖尿病のこわさは糖尿病特有の合併症を起こすことで、糖尿病性網膜症、糖尿病性神経障害、糖尿病性腎症の3つの合併症だけでなく、動脈硬化が進行しやすくなり心筋梗塞、脳卒中にも繋がるとのことでした。

 さらに、医科と歯科両分野で近年特に注目されているのが糖尿病と歯周病との関係についてです。歯周病の方は歯周病菌の出す毒素により歯ぐきに炎症が起きます。炎症を起こすと「炎症性物質(悪玉ホルモンとも呼ばれるそうです)」というものが集まってくるそうで、歯周病が進行するとその悪玉ホルモンが歯ぐきから体内に持続的に供給されてインスリンの働きが弱められてしまうそうです。この悪玉ホルモンが供給され続けて血液中に増え続けると糖尿病治療であるインスリン注射をしてもインスリンの効力が弱まるくらいの影響があるそうです。

 『歯周病の悪化➡炎症拡大➡悪玉ホルモンが体内へ➡インスリンの効力低下➡糖尿病の悪化➡歯周病の悪化』と歯周病を放置すると歯周病と糖尿病の負のスパイラルに陥ることから、歯周病は糖尿病の6番目の合併症とも言われるようになってきているそうです。

 糖尿病の状態を表す指標の1つであるヘモグロビンA1c(HbA1c)と呼ばれる検査値が7%を超えると歯周病の悪化も早まるそうです。先にも述べたように糖尿病になると傷の治りも悪くなるので、抜歯や手術等の大掛かりな歯科治療の際は抜歯後、術後の傷口の回復が悪いので、このような処置をしなくても良いように普段から歯周病、虫歯の予防をしておくことが重要です。

 歯周病も糖尿病同様に痛みなどを伴わないため、歯科を受診されていない方も多いと思います。糖尿病と診断されている方はどちらの病状も改善させるためにも定期的な歯科受診が推奨されています。このようなことから近年では、医科領域でも糖尿病の管理の一環としての歯周病管理の重要性が提唱されているようです。

 そこで日本糖尿病学会が発行している「糖尿病連携手帳」をご紹介します。

糖尿病連携手帳の最新版表紙
下半分が歯科分野

 この糖尿病連携手帳には医師が糖尿病について記載する欄だけでなく、歯科医師が口腔内の状態について記載する欄が設けられているそうです。それもなんと14項目!歯の残存本数、口腔内の清潔度、出血状況、乾燥具合などなどいかに歯周病と糖尿病との関係が重要か想像できますよね。

 いずみ中山歯科では、定期健診(メインテナンス)に重点を置いて歯周病の進行を抑制することに尽力していますので、糖尿病だけどまだ歯科での定期健診を行っていないという方はぜひご相談ください。

 昨日の仙台市は155人、宮城県全体では270人で前週の金曜日より22人の増加でした。16日続いた減少が止まってしまいましたが、しっかりと減少傾向が続くように引き続き基本的な新型コロナ感染防止対策(3蜜回避、手洗い、マスク着用)を万全にして過ごしていきましょう。新型コロナに対応される医療従事者の負担を再び増大させないためにも、自分たちの様々な楽しみを守るためにも、感染の拡大防止を最大限に心掛けていきましょう。

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