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いずみ中山歯科のブログ

お口の生活習慣病


 おはようございます、予防とメインテナンスに重点を置いている仙台市泉区にある🦷いずみ中山歯科🦷 事務の古川です。

 今朝の仙台市南中山周辺は快晴🌞です。今朝の最低気温は11℃ほどと昨日の熱気が夜も冷め切らずに朝を迎えて、朝から気温も上昇し既に17℃、日中の予想最高気温も昨日よりはやや低いですがそれでも23℃と5月下旬並みの暖かさになるようです。まだ体が暑さに慣れていないのでこれくらいの暑さでも熱中症になるリスクは出てきますので、体温調節と水分補給を意識して行うようにしましょう。

 皆様、「酸蝕症(さんしょくしょう)」という歯の病気をご存じでしょうか?

 酸蝕症とは、酸性度の高い食べ物や飲み物、また逆流した胃酸などに日常的にさらされることによって歯が病的に溶けて傷んでしまう症状です。健康志向の高まりでお酢を用いた物などを食べる機会が増えたり、ストレス社会の中で増え続ける逆流性食道炎に罹患したり、私たちの食生活や多忙な毎日との関係が深い現代人ならではの生活習慣病と言えます。

 国の調査結果によると、4人に1人が酸蝕症というデータがあるとのことです。

 歯はもともと酸が苦手です。それでも歯が溶けないのは唾液が酸を洗い流し、また再石灰化してくれることで歯を守ってくれています。ただ、唾液の能力にも限度があり、強い酸が口の中に繰り返し入ってくると唾液の作用が追い付かず歯が溶けてしまいます。

 虫歯も酸により歯が溶ける病気ですが、虫歯と酸蝕症の決定的な違いはその範囲です。

 健全な歯は通常硬いエナメル質に覆われ、象牙質と呼ばれる象牙細管の中の神経の集まっている場所を守っています。

 虫歯は、磨き残したプラークの中の虫歯菌が作り出す酸によって歯が溶けるのでその範囲は限定的になります。

 一方、酸蝕症は酸が触れた歯面全てで起きます。敏感な象牙質との距離も近くなることから知覚過敏なども起きやすくなります。

 酸蝕症で硬いエナメル質が溶けて薄くなったところに虫歯ができると虫歯の進行が速く、酸で柔らかくなった歯は摩耗・咬耗の進行も速くなるなど、複合的にトラブルが拡大しやすいのも酸蝕症の特徴です。

 酸蝕症は、現代の食生活や生活習慣とのかかわりの深い病気です。明日は酸蝕症の発生要因などを御紹介します。発生要因をしっかり知って、歯を溶かす習慣を食い止めて歯を守っていきましょう。

 昨日の仙台市の新規感染者の確認は195人で、宮城県全体としては326人で前週の月曜日より44人の増加でした。ここのところ増加傾向で推移していますが、現在主流となっているオミクロン株の「BA.2」からさらに感染力が強いと言われる「XE」株が確認されたとのことです。なんとか再び減少傾向で推移するようにうつさない、うつらないための丁寧な手洗い(手指消毒)、きちんとしたマスク着用、3蜜の回避を徹底して実行しましょう。今一度皆で気を引き締めて新型コロナウイルスへの対策をして更なる減少を目指しましょう。新型コロナに対応される医療従事者の負担を再び増大させないためにも、自分たちの様々な楽しみを守るためにも、感染の再拡大防止を最大限に心掛けていきましょう。

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